やることがないのは、とてもすばらしいことだ。
必要に迫られることなく、本能に従うことなく。
ただただ、ゆらゆらと風に揺られていさえすればいい。
こんなときは日ごろ使いすぎた理性を休ませる。
そして感性をリラックスさせる。
音楽を聴くもよし。
絵を鑑賞するもよし。
はたまた空を見るのもいい。
でも歌詞を読んでしまう。
説明を読んでしまう。
「オゾンの色さ」なんて説明をつけてしまう。
どうしようもないさ。
それが必要な世界だから。
そうやって生まれてきたから。
それしかやることがないから。
そうぼくなんてそんなもんだ。
それしかやることがないんだ。
情けなくなんかないさ。
だってそれが「いい子」だし、
できない大人は「クビ」だし、
むしろ誇るべきことなんだ。
下を向いて、虚ろな目で。