いのち

誰の言葉だか忘れたけど、「いのちが喜ぶ」という言葉が好きだ。今の今まで忘れていたけれど。

「人生どう楽しむか」みたいなことを考えてきたけど、所詮人生なんて、肉体の上に宿ったパーソナリティが、いつ滅ぶかをびくびくしながら営む精神活動のことじゃないか。

「いのちが喜ぶ」という言葉は違う。パーソナリティなんか目じゃない。肉体そのもの。肉体レベルで欲する喜び。より本能的と言える悦び。

それは「いのち」に関わるポジティブな活動のことなんじゃないだろうかと思う。人を愛する、子供を授かる、友と語らう…とにかく、それは「人とつながる」ということに尽きると思う。まとめよう、「いのちが喜ぶ」とは、「人とつながる」ということだ!

自分が何かしたことで人が喜ぶ、そしたら自分もうれしい。自分が満足することをしても、誰も喜ばない。確かに満足だけど、そこにある空虚は埋まらない。ありがちだけど、その空虚は、自分じゃない誰かにしか埋められない。

大人になって、大事な人ができて、それを意識するようになって、ようやくわかること。あんなになりたくなかった大人だけど、大人になってよかったと思える。

もっといのちが喜ぶことを、つまり人が喜ぶことをしたい。人生なんてたいしたものじゃない。死ぬまで振り返れないのに、どうせ死んだら振り返れやしないんだから。だったら誰かを喜ばせたい。

それをもって、僕の人生の意味としたい。

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